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ペイントリフォームに使う塗料の種類や用途と注意点について解説!

ペイントリフォームに使う塗料の種類や用途と注意点について解説!

2023年02月15日
ペイントリフォームに使う塗料の種類や用途と注意点について解説!

ペイントリフォームに使う塗料には、さまざまな種類のものが存在していますので、どれを使ったらよいか迷ってしまう方も多いのではないでしょうか。しかし、塗料の原材料となる主な成分の特徴を理解してしまえば、塗料選びは、それほど難しいものではありません。

 

そこで今回は、ペイントリフォームに使われる主な塗料の種類と特徴、そして用途別のおすすめについて解説します。

 

1.ペイント塗料の役割と原材料について

塗料の種類や用途を把握する上で、まずは塗料の役割と原材料について理解をしておくと、より整理して把握できます。

 

1-1.塗料の役割について

塗料の役割とは、主に以下の3つの効用をもたらすことと言えます。

  • 水や紫外線などの外的環境から保護する
  • 色や光沢などによる美粧効果
  • 防カビ・防さび・防腐・耐熱・遮熱などの特別な機能を持たせる

 

1-2.塗料の原材料について

塗料の原材料は主に以下の4つで構成されています。

原材料

役割・作用

顔料

塗料に色を付けるための成分。

合成樹脂

付着して膜になる成分。塗料の耐久性やグレードを決める。

添加剤

塗料の性能を補助する成分。(乾燥剤・界面活性剤・防カビ剤など)

溶剤

塗料の粘度を調節する成分。塗りやすくする。

 

2.ペイントリフォームに使う塗料の種類とは?

塗料は大きく分けると水性と油性に分かれます。上述の原材料のうち、溶剤に水を使用するか、シンナーやラッカーを使用するかによって分かれるのです。また、原材料の樹脂にも「アクリル」「ウレタン」「シリコン」「フッ素」などの種類があり、耐久性などに違いがあります。そして、それぞれの種類に対して、水やシンナーで薄めれば使える1液型と、主剤と硬化剤を混ぜて使う2液型が存在します。それぞれの特徴や注意点について以下に詳しく解説しましょう。

 

2-1.水性塗料と油性塗料

水性塗料の特徴として、溶剤にシンナーやラッカーを使わないため、油性塗料と比較して、においの少ないことがあげられます。また、VOC(揮発性有機化合物)の排出が少なく、環境に優しいというメリットもあります。一方、油性塗料は耐久性が強いというメリットがあり、より耐久性が求められる場合に、選ばれることが多いでしょう。また、価格は油性塗料の方が、水性塗料より高い傾向にあります。

 

2-2.1液型と2液型

1液型と2液型は、水性塗料と油性塗料それぞれに存在します。1液型は最初から硬化剤が混ぜられており、手間がかからず、扱いやすいメリットがあります。一方2液型は、より強い塗膜を作るのに適しており、更には塗装可能な素材が幅広い点もメリットとなるでしょう。しかし、扱いが難しく、使用都度しっかりと計量して撹拌できないと、品質にバラつきがでてしまうので注意が必要です。価格も2液型の方が高くなる傾向にあります。

 

2-3.合成樹脂の種類

合成樹脂の違いによっても、種類が分けられます。ここでは、代表的な4つの種類について、耐用年数や特徴を以下に一覧でまとめています。

樹脂の種類

耐用年数

特徴

アクリル系

35

低価格で発色が良い
DIYに向いている
耐久性が弱く、住宅等の外壁や屋根等には向かない

ウレタン系

810

低価格で扱いやすい
伸縮性・密着性に優れており、用途が広い

シリコン系

1015

耐久性が高い
価格と性能のバランスが良く、多くの製品が存在している

フッ素系

1518

紫外線や汚れに強く耐久性が非常に高い
光沢が長持ちし、色褪せしにくい
価格が高い

 

また近年では、上記一覧以外にも、更に耐久性に優れた無機塗料(無機ハイブリッド塗料)や、ラジカル塗料などの次世代型製品も注目されています。なお、各合成樹脂の種類ごとに、それぞれ上述の水性・油性・1液型・2液型があります。

 

3.用途別のおすすめの塗料と注意点について

ここまで、塗料の種類と特徴について解説しましたが、実際の使用用途ごとに適している塗料に違いがあることも、ご理解いただけたでしょう。ここでは、代表的な4つの用途における、おすすめの塗料についてご紹介します。

 

3-1.外壁塗装

戸建て住宅等の外壁塗装では、紫外線や風雨に対する耐久性が求められます。そのため、シリコン系塗料やフッ素系塗料がおすすめです。中でも耐久性と価格面のバランスから、シリコン系の塗料も人気があります。ただし、あまりに価格が安いものは、想定どおりの性能が発揮されない場合もあるので注意が必要でしょう。

 

また、水性と油性の使用においては、においの少ない水性塗料が好まれる傾向にあります。以前は、水性塗料の耐久性が懸念材料でした。しかし、昨今は技術開発により耐久性が向上したことで、外壁塗装においては水性塗料の使用が大半となっています。

 

3-2.屋根塗装

外壁以上に耐久性が求められる屋根塗装には、油性塗料が適しています。油性塗料は、においの強いことがデメリットです。しかし、屋根への塗装であれば、外壁ほど気にする必要もありません。また、屋根は紫外線の影響も大きく受けますので、とくにフッ素系の塗料がおすすめです。

 

3-3.金属塗装

金属などのツルツルした素材には、水性塗料が適さない場合もあり、油性塗料を選ぶ必要性が出てきます。また、外にある鉄柵など耐久性が求められるところに対しても、油性塗料が選択される場合も多いでしょう。しかし、昨今は水性塗料の耐久性も向上しているため、金属塗装にも水性塗料が選択されるケースも増えてきました。水性塗料を使う場合は、フッ素系樹脂の塗料や、耐水性・耐腐食性に優れたエポキシ樹脂の塗料などが、おすすめです。

 

注意点としては、表面に錆などがあると塗装がすぐに剥がれてしまいますので、サンドペーパーなどでしっかり落とすなど、下地作りが必要です。下塗り塗料のプライマーを塗ると、塗料の付きがより良くなるでしょう。

 

3-4.DIYでの木材塗装

ご自身でDIY塗装を木材に行う場合は、水性の1液型塗料がおすすめです。においが少なく、扱いやすいため、初心者でも安心して使用できるでしょう。価格が安く、ホームセンターなどで気軽に購入できる点も、おすすめのポイントです。また、油性塗料は溶剤にシンナーやラッカーが使われているため、部屋で使う場合は、窓を開けて換気をするなどの注意が必要となります。

 

4.まとめ

ペイントリフォームに使う塗料は、水性・油性の違いや、合成樹脂の違いなどにより、さまざまな種類が存在します。それぞれの特徴やメリット・デメリットを踏まえて、用途に合ったものを使用しましょう。

 

「株式会社ポインテリア」は、島根県を中心に「街のペンキ屋」として、住宅塗装やアパート塗り替え、自転車の塗装などを承っております。さまざまなペイントリフォーム商品も販売しておりますので、島根県で住宅の塗装をお考えの方は、ぜひ当社へご相談ください。

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